“農福連携”で自立支援を 障害者が育てた農作物販売 昭和町

障害者が農業の分野で働く、いわゆる「農福連携」を知ってもらい、自立支援などにつなげようと、育てた農作物や加工品を販売するイベントが、昭和町で開かれました。

このイベントは、障害者の就労支援や農家の人手不足解消などを目的に、障害者が農業の分野で働く「農福連携」を進めている団体が主催したもので、昭和町のイオンモール甲府昭和には、13のブースが設けられました。
会場では、桃やぶどう、きゅうりなど、障害者らが育てた農作物のほか、ジャムなども販売され、訪れた人は農作物や商品の内容を尋ねながら購入していました。
県内では、こうしたイベントが、ことし、あと3回予定されていて、来月は19日に山梨市で開かれます。

山梨県障害者就農促進協議会の山田久美子さんは、「農作物を育てた障害者が直接お客さんに対応したり会話したりすることで、福祉と社会のつながりが生まれると思う。誰もが生きやすく、働きやすい環境を作ることの重要性をこうした機会を通じて発信したい」と話していました。