動物写真家 岩合光昭さん「ねこのとけい」展 南部町

動物写真家として知られる岩合光昭さんが、国内外で撮影したネコの写真の作品展が南部町の美術館で開かれています。

この作品展は、NHKBSプレミアムの番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」でも知られる岩合光昭さんの写真を紹介するもので、「ねこのとけい」と題して、岩合さんが国内外のネコと触れ合う中で撮影した83点が展示されています。
岩合さんの家で生まれた4匹の子猫と母猫の関係を微笑ましく切り取った作品をはじめ、体をくねらせた愛らしい子猫や、草むらで虫を見つけ飛びかかろうとする瞬間のネコ、さらにイタリアで撮影された2匹のネコは、恋人同士のような姿をシルエットのように写した作品となっています。
どの作品も岩合さんが近い距離でネコと向き合い、それぞれのネコがカメラの存在を忘れたかのように自由にふるまっている姿が捉えられています。
会場を訪れた6匹のネコを飼っているという女性は「いろいろなネコがいていいですね。猫を見ただけで癒されます」と話し、別の女性は「この写真で安らぎをもらえます。ネコが一所懸命生きているのが分かります」などと話していました。
南部町立美術館の若林由美子学芸員は「ネコたちの自由な姿を感じながら、ゆったりと見ていただきたいです」と話していました。
岩合さんの作品展は、南部町立美術館で8月27日まで開かれています。