中部横断道 未開通のルート案示される 山梨県が住民説明会へ

中部横断自動車道のうち未開通となっている山梨県と長野県を結ぶ区間について、19日、国から具体的なルート案が示され、県は今後、沿線の自治体で住民説明会を行うなどして、引き続き、早期事業化に向けて取り組むことにしています。

中部横断自動車道は、静岡市と長野県小諸市を結ぶおよそ132キロの高速道路で、おととし8月に、静岡県と山梨県を結ぶ区間が開通しましたが、山梨県北杜市と長野県の佐久穂町を結ぶおよそ40キロは未開通となっています。
未開通の区間について、19日、長崎知事が臨時の記者会見を開き、国から具体的なルート案が示されたことを明らかにしました。
県は今後、示された案をもとに事業の着手に必要な都市計画の原案を作り、沿線の韮崎市や甲斐市、それに北杜市で住民説明会を開催することにしています。
長崎知事は「事業化に向けて大きな第一歩を踏み出すことができた。長野県や沿線の自治体とも連携しつつ、中部横断自動車道の全線開通の早期実現を目指していきたい」と話していました。