経済的に貧困な子どもが英語など無料で学ぶ講座の開講式 中央

経済的に苦しい家庭の子どもたちがプログラミングや英語を無料で学ぶことができる講座の開講式が、16日、中央市で行われました。

この講座は、経済的な困窮が子どもに引き継がれる「貧困の連鎖」を断ち切ろうと、南アルプス市にあるNPO法人「フードバンク山梨」などが始めました。
初日の16日は、食料支援を受けている世帯の小学生や中学生など、およそ50人が中央市の会場に集まり、講座の開講式が行われました。
この中で講座を企画した起業家の戸田達昭さんが、「皆さんの夢をかなえるために、社会が応援している。楽しみながら学んで力をつけてほしい」とあいさつしました。
この後、英語の授業が行われ、子どもたちは英語で自己紹介したり、ゲームを通じて数字や色を意味する英単語を学んだりしていました。
また、プログラミングの授業では、小型のコンピューターに取り付けたライトを点灯させる簡単なプログラムを作ったということです。
「フードバンク山梨」の米山けい子理事長は、「将来の社会を担う子どもたちがITや英語を学ぶことで、夢を持って人生を生きてほしい」と話していました。
この講座は来年3月まで行われる予定です。