野鳥のために中学生が巣箱を設置 山中湖村

子どもたちに命や自然を守る心を育んでもらおうと、山中湖村で野鳥のための巣箱の設置などが行われました。

この取り組みは、富士北麓地域で自然環境の保護などを行う団体が毎年行っていて、山中湖村の「文学の森公園」には山中湖中学校の1年生20人などが集まりました。
子どもたちは、はじめに屋内で専門家から巣箱の入り口に雨水が入らないよう角度に気をつけ、適切な太さの木を選ぶことなど巣箱を設置する上での注意点を学びました。
その後、森の中へ移動した子どもたちは巣箱の設置作業にあたり、脚立に上り、ひもを使って木に固定するなど、専門家たちと協力しながらおよそ30個を取り付けました。
参加した男子生徒は「いい経験になりました」とか、「取り付けた巣箱を多くの野鳥に使ってもらいたいです」などと話していました。
また、12日は野鳥のえさとなる実をつけるナナカマドなどの苗木も30本ほど植樹しました。
これまでの取り組みで敷地一帯には合わせて2100本の木が植えられたほか、設置された巣箱はおよそ2900個にのぼるということです。