ウクライナの人気バンドのメンバーが甲斐市の高校を訪問

ウクライナの人気バンドのメンバーたちが、軍事侵攻で避難した学生などを受け入れている甲斐市の日本航空高校を訪れ、避難した人や日本の高校生と音楽を通じて交流しました。

日本航空高校を訪れたのは、先月下旬から来日しているウクライナの人気ポップスバンド「KAZKA」のメンバー2人です。
高校の運営法人は、軍事侵攻で避難したウクライナの人たちを学生や職員として受け入れていて7日は避難している人や高校の生徒などおよそ500人が参加して交流会が開かれました。
はじめにトークライブが行われ、ボーカルのオレクサンドラ・ザリツカさんは「山梨に来て皆さんの顔を見て胸がいっぱいです。戦争はいつどこで起きるかわかりません。平和を大切にしてください」などと述べました。
そして2人は、みずからの楽曲やウクライナの民謡などを披露しました。
高校3年の女子生徒は、「改めてウクライナのことを知りたいと思いました」と話していました。
また、ウクライナから避難し、この高校に職員として勤めているズハイール・アミルさんは「感動しました。ウクライナと日本のためにベストを尽くしたいと思いました」と話していました。
オレクサンドラ・ザリツカさんはNHKの取材に対し「日本の方々の温かさと支えに感謝しています。日本のこともウクライナでもっと知ってほしいです」と話していました。
2人は今月14日まで日本に滞在し、シンポジウムや音楽ライブなどを通じてウクライナへの支援を呼びかけることにしています。