オオムラサキの羽化が最盛期 北杜市オオムラサキセンター

鮮やかな青紫色の羽が特徴の日本のちょう、「国ちょう」の「オオムラサキ」の羽化が北杜市で最盛期を迎えています。

オオムラサキは日本の「国ちょう」で、羽を広げると10センチ以上にもなる大型のちょうで、とくにオスの羽は鮮やかな青紫色に輝いています。
全国でも有数のオオムラサキの生息地・北杜市には、1年を通じてオオムラサキの生態を観察できる施設「北杜市オオムラサキセンター」があり、先月中旬からオオムラサキの羽化が始まり、いま最盛期を迎えています。
ことしはサナギの時期に暖かかったこともあり、羽化がはじまったのは例年よりも1週間ほど早いということで、施設内にはおよそ1000匹のオオムラサキが飛び交い、訪れた人たちはオオムラサキが優雅に飛んだり、青紫色の羽を広げ、休んでいたりする様子をじっくり観察していました。
神奈川県から訪れた70代の男性は「若い時から来たいなと思っていました。オオムラサキは大きくて迫力のあるところがいいですね」と話していました。
北杜市オオムラサキセンターの冨樫和孝館長は「1年にこの時期にしか見られないちょうなので、その美しい色を楽しんでいただくとともに、羽ばたく力強さにも注目してもらえればと思います」と話していました。
オオムラサキは来月上旬まで見ることができます。