“地元への就職のきっかけに” 高校で企業の合同説明会

高校生が地元の企業へ就職するきっかけにしてもらおうと、笛吹市内に事業所がある企業40社余りが直接高校を訪れて合同説明会を開きました。

説明会は笛吹市が市内の企業と高校生の接点を作り就職につなげようと、峡東地域の3つの高校に通う生徒を対象に開きました。
このうち市内から通う生徒も多い甲州市の塩山高校では来年春に卒業する予定の3年生28人と笛吹市内に事業所がある企業31社が参加しました。
企業の担当者はブースを訪れた生徒に対し詳しい仕事の内容や教育制度、職場の雰囲気などを丁寧に説明していました。
生徒たちは20分ごとにさまざまな企業を回って話を聞き、熱心にメモを取りながら就職先のイメージを広げていました。
参加した女子生徒は「接客業に就きたいのでコミュニケーション能力を高めていきたい」と話し、男子生徒は「企業の人が来てくれて詳しく知ることができるのですごくいいと思います」と話していました。
参加した企業のうち美容院の担当者は「人手不足で、高校生も職種を選んでいるので希望してもらうのは大変ですが頑張っていきたい」と話し、工務店の担当者は「建設業は高齢化も進み若者の力が最大限必要なので、ぜひ興味がある方に来てもらいたい」と話していました。
笛吹市観光商工課の角田一満課長は「市と企業、それに学校が手を取り合って地元を盛り上げていきたい」と話していました。