SDGs 富士山5合目の山小屋 コーヒーばい煎所オープン

富士山が世界文化遺産に登録されることが決まってから10年を迎えたのに合わせて5合目の山小屋は、SDGsをコンセプトにしたコーヒーのばい煎所を23日、オープンしました。

富士山の5合目以上では山頂を目指す登山者が休憩や宿泊する場所として古くから山小屋の営業が続けられています。
富士山は世界文化遺産への登録が決まってから10年を迎えこのうち、5合目にある山小屋、「富士山みはらし」は、23日、コーヒーのばい煎所をオープンしました。
この山小屋によりますと、富士山の環境を守るSDGsをコンセプトにしていて環境への負荷を減らすため発電機の入れ替えや電気でばい煎する機械を導入したということです。
また、山で貴重な水を給水車で補給する様子の可視化やコーヒー豆のかすを肥料にして育てた野菜のレストランでの提供にも取り組み訪れた人たちの環境への意識の向上につなげたいとしています。
富士山みはらしの井出雄貴専務は「これからはSDGsの取り組みを積極的に発信し、訪れた人たちとともに富士山を守っていきたい」と話していました。