観光農園で露地栽培のもも狩り始まる 笛吹

全国有数のももの産地、笛吹市でごくわせ品種のももが収穫の時期を迎え、市内の観光農園はもも狩りを楽しむツアー客などでにぎわっています。

笛吹市の観光農園には、露地栽培されているごくわせ品種のもも「ちよひめ」の木が50本ほど植えられていて、ことしは例年より3日ほど早く収穫が始まっています。
午前中、農園にはバスツアーの外国人観光客90人余りがもも狩りに訪れ、赤く色づいた実を写真に収めたり優しい手つきでもいだりしていました。
参加者はさっぱりとした甘さが特徴の「ちよひめ」にかぶりつくなどして旬の味覚を楽しみました。
カナダから家族で訪れた33歳の男性は「とても新鮮でした。季節ごとに違う果物が楽しめるということなので、また山梨に来るかもしれません」と話していました。
農園によりますと、ことしは新型コロナの水際対策の緩和もあって、インバウンドなどの団体客がコロナ前の水準に戻りつつあり、今週末の団体客の予約はおよそ1000人に上るということです。
観光農園の青野萌衣さんは「インバウンドも戻り日本のお客さんもたくさん来ていてうれしいです。時期によって品種が違うのでたくさん食べてほしい」と話していました。
もも狩りは8月上旬ごろまで楽しめるということです。