山岳遭難を想定 警察と消防 合同で救助訓練 大月

夏の行楽シーズンを前に、大月市では警察と消防による山岳遭難を想定した合同の救助訓練が行われました。

この訓練は、登山者が増える夏の行楽シーズンを前に、救助活動の連携を深めようと、大月市消防本部と大月警察署、それに上野原警察署が合同で行い、朝からおよそ20人が大月市消防本部に集まりました。
はじめに、大月市消防本部の渡邊和義署長が「きのうとおとといも山岳遭難の捜索があった。迅速かつ円滑な救助活動を心がけていきたいのでよろしくお願いします」と挨拶をしたあと、参加者は救助の時に利用する器具の使用方法について説明を受けました。
このあと、登山者が1人遭難し、けがをしているという想定で訓練が行われ、建物の上部からおよそ7メートル下の地面まで1本のロープを使って降りる手順を確認しました。
訓練に参加した大月市消防本部特殊事案対応特別救助隊の深澤太輔隊長は「山岳救助は、消防だけでなく警察と合同で活動しなければならないので、技術などの共有ができて非常に効率の良い訓練だった。これから山に登ろうと考えている方々には事前に登山計画を考えて自分の体調や山の特徴を把握して安全に登山を楽しんでいただきたい」と話していました。