「やまなし女将の会」4年ぶり会合 地域活性化の講演傾聴

県内の旅館やホテルのおかみたちでつくる「やまなし女将の会」の会合が4年ぶりに開かれ、織物を通じた地域活性化に取り組むアーティストの講演に耳を傾けました。

7日は県内の宿泊施設のおかみや行政の関係者など30人ほどが笛吹市内のホテルに集まりました。
会合は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で4年ぶりの開催となり「やまなし女将の会」の八田知子会長が「皆さまの意見やアイデアをいただき大いにコミュニケーションをとることで、会を発展させていきたい」とあいさつしました。
このあと、山梨県の伝統産業である織物を通じた地域活性化に取り組むアーティストの高須賀活良さんが講演し、織物産業のブランド化を図るためインターネットでの発信や展示会への出品などに力を入れていることや、産業の活性化だけでなく観光客の誘致にもつながっていることなどを紹介しました。
さらに、業者どうしの会話の中から新たな商品のアイデアが生まれたこともあるとして「メンバーが成功や失敗の体験や悩みなどを共有できる場をつくることが重要だ」などと話し、参加した人たちは熱心に耳を傾けていました。
会合を企画した「やまなし女将の会」の渡辺真衣さんは「ようやくメンバーが集まることができてうれしいです。講演にもあったように女将のつながりを生かして盛り上げていきたいです」と話していました。