パワハラなど職場の人間関係に関する相談が最多 県労働委

昨年度、県労働委員会に寄せられた労働相談の件数は185件で前の年度より少なくなりましたが、パワハラなど職場の人間関係に関する相談が最も多くを占めました。

県労働委員会は2010年度から労働相談を受け付けていて、昨年度に寄せられた相談件数は185件で、前の年度より5件少なくなりました。
内訳を詳しくみてみますと、雇用形態では派遣など正社員以外が96件と半数以上を占めていて、相談内容で最も多かったのは職場の人間関係についてが50件、次いで労働時間や休日、休暇に関することが34件、賃金に関することが23件などとなっています。
職場の人間関係では、上司や同僚からのいじめや嫌がらせといったパワハラを訴えるものが多く「言葉によって不快感を与えられた」という内容の相談も寄せられたということです。
このほか、労働時間に関する相談では、深夜時間に緊急対応を行ういわゆる「オンコール」の体制について使用者側からの悩みも寄せられたということです。
県労働委員会は今月13日に予約制の相談会を開催するほか、電話でも平日の午前8時半から午後5時まで相談を受け付けています。
相談の電話番号は山梨県労働委員会事務局で055−223−1827です。