市川三郷町 汚職で有罪確定の前町長らに損害賠償請求訴訟へ

市川三郷町の公共事業をめぐる贈収賄事件で有罪判決が確定した前町長らに対し、町は損害賠償を求める訴えを起こす方針を固めました。

市川三郷町ではおととし発覚した町の公共事業をめぐる贈収賄事件で、前の町長や町議会議員、それに賄賂を贈っていた設計事務所の当時の社長の有罪判決が確定しています。
町は、これまで町長ら3人への損害賠償請求について弁護士に相談するなどして検討を進めていました。
町によりますと、損害賠償を求める金額など具体的な中身が確定したということで、来月開かれる町議会での議決を経て、裁判所に訴えを起こす方針を固めました。
町は裁判での審理に支障があるとして損害賠償を求める金額などの詳細を明らかにしていません。
遠藤浩町長は「判決が出てすぐに町の被害について調査してきた。被害を被ったと判断し、訴訟に踏み切る方針を固めた。町民の財産を守るため法廷でしっかりと主張をしていきたい」とコメントしています。