大相撲竜電関 甲府刑務所の受刑者支援「プリズンサポーター」

甲府市出身で大相撲、前頭の竜電関が、甲府刑務所の受刑者の立ち直りなどを支援する「プリズンサポーター」に就任することになり３０日、委嘱式が行われました。

甲府刑務所の「プリズンサポーター」に就任したのは、甲府市出身で大相撲、前頭の竜電関です。
３０日に開かれた委嘱式では荻澤淳所長から竜電に委嘱状が手渡されました。
「プリズンサポーター」は２年の任期の間に、受刑者の立ち直りを支援したり刑務所への地域理解を深めたりする活動に参加するということで、甲府刑務所によりますとプリズンサポーターの設置は全国で初めてだということです。
竜電関は今後、受刑者が作った製品の展示や販売を行う「矯正展」などのイベントに参加することにしています。
竜電関は「安全安心な社会に向けた刑務所の取り組みのお手伝いを少しでもできたらよい。イベントなどに積極的に参加して、頑張っている姿を見てもらい、元気を分けていきたい」と話していました。
甲府刑務所の荻澤所長は「竜電関の人柄や相撲への取り組みは、受刑者の立ち直りのために働く職員の士気向上や、地域の人の理解促進が期待できる。今後も竜電関とともに取り組んでいきたい」と話していました。