「SDGs未来都市」に山梨県 目標達成に優れた提案 内閣府

国連が定める持続可能な開発目標=「SDGs」の達成に向けて優れた取り組みを提案した自治体、「SDGs未来都市」に山梨県が選ばれました。

22日、東京・千代田区で行われた「SDGs未来都市」選定証の授与式では、岡田地方創生担当大臣から長田公副知事に選定証が手渡されました。
「SDGs」は、国連で採択された2030年までに達成を目指す国際目標で、貧困の解決や気候変動対策など17の目標を掲げていて、内閣府は、目標の達成に向けて優れた取り組みを提案した自治体を2018年から「SDGs未来都市」に選定しています。
今年度は山梨県など全国28の自治体が選ばれました。
県によりますと、山梨県は行政や企業、教育機関などが一体となって社会や環境などの課題解決に取り組む新たな体制、「キャリアアップ・ユニバーシティ」を作ると提案したことが評価されたということです。
具体的には新たな体制をもとに全県的な連携を進め、誰もが質の高い教育を受けられるように、子どもから大人までがいつでもどこでも学べる機会を増やしていったり、脱炭素社会の実現に向けて水素エネルギーの活用に向けた研究や学習の機会を設けたりするなどとしています。
長崎知事は「選定を弾みとして市町村や企業、県民と連携して『誰1人取り残さない』持続可能な社会を実現していく」とコメントしています。