地域の魅力発信事業を市民から公募 市民が提案説明する審査会

地域の魅力の発信に市民の意見を取り入れようと、南アルプス市で、提案のあった事業内容を市民みずからが説明する審査会が開かれました。

南アルプス市は市の魅力を発信する事業の提案を市民から公募し、最大50万円の補助金を交付する取り組みを進めています。
提案された事業の採用に向け、22日、南アルプス市役所で行われた審査会には3つの団体が参加し、それぞれの団体の代表者みずからが内容を説明しました。
このうち、リモートで働きながら休暇を楽しむワーケーションの促進を提案した団体は、企業向けのツアーの実施や、期待される効果などについて紹介しました。
また、四駆の軽自動車の愛好家向けに、車と風景の写真をSNSに投稿してもらうコンテストなどの開催を提案した団体には、審査員から参加人数や事業継続の見込みなどについて質問が出ました。
市は、提案内容を拡散性や独自性など7項目で審査し、得点が7割以上のものを採用して、ことし7月以降に実施することにしています。
南アルプス市秘書課シティプロモーション担当の中村直貴副主査は「民間の柔軟な発想やネットワークを活用した提案に期待しています。行政と民間で役割が違うので市も支援していきたい」と話していました。