大型連休中に山梨県の主要観光施設訪れた人は約117万人

先月から今月の大型連休中に県内の主要な観光施設を訪れた人の数は延べおよそ117万人と去年と比べて13万人余り増えましたがコロナ禍以前の水準には届きませんでした。

県は先月29日から今月7日までの9日間で県内の主要な観光施設69地点を対象に人出を調査したところ、県内外から訪れた人の数は延べおよそ117万人と去年の連休と比べて13万6000人増えました。
また、1日あたりの訪問者数もことしは延べおよそ13万人で去年がおよそ10万3000人だったのに対し1.25倍となりました。
観光施設のうち、1日あたりの訪問者の伸び率が最も大きかったのは先月26日にリニューアルオープンした甲府市の県立愛宕山こどもの国でことしは去年のおよそ9倍となりました。
次いで、富士吉田市の新倉山浅間公園は外国人観光客も増え、去年のおよそ4倍となっています。
県は新型コロナの感染者数が少なく、イベントの制限緩和が進んだ影響で観光需要が高まったと分析していますが、コロナ禍前の2019年と比べると1日あたりの訪問者数は3割近く低く、まだ回復途上でもあるとしています。
県観光文化・スポーツ総務課は「夏の本格的な観光シーズンに向けて観光地の高付加価値化に取り組み、訪れる人の増加を期待したい」としています。