山梨県立図書館 著名人おすすめの本を紹介する冊子発行

山梨県立図書館がJR甲府駅の北口に移転してから10年を迎えたことを記念して、県ゆかりの著名人がおすすめの本を紹介する冊子が発行されました。

山梨県立図書館は、平成24年に甲府市丸の内からJR甲府駅北口に移転して10年を迎えます。
図書館はこれを記念して「贈る本」と題した冊子を5000部作成し、県内外の図書館や学校に配付することを決めました。
冊子には、県内ゆかりの著名人37人のおすすめの本とその理由、そして図書館の歴史が紹介されています。
このうち、図書館長を務める言語学者の金田一秀穂さんは俳人・永田耕衣の句集を取り上げて、俳句を通じて日本語の奥深さを楽しむことを提案しています。
また、甲府市出身で競泳の元日本代表、萩原智子さんは日本を代表する絵本作家、かこさとしさんの「みずとはなんじゃ」を紹介し、身近な水や環境について考えてほしいとしています。
県立図書館は「本と人を結びつけ、知識を通して人と人を結びつけ交流を促す施設という図書館の理念に沿った冊子で、県ゆかりの方々のおすすめの本を通して読書に関心を持って頂きたい」としています。
冊子は、県庁の県民情報センターで1部160円で購入もできるということです。