食の祭典やまなし 4年ぶりに開催 県産食材の料理紹介 笛吹

山梨県産のブランド肉や魚などを使った料理を紹介する「食の祭典やまなし」が、4年ぶりに笛吹市で開かれました。

この催しは、山梨県産の食材をPRしようと県調理師会が2年に1度開いているもので、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となっていましたが、10日、4年ぶりに開かれました。
会場となった笛吹市のホテルには、調理師などが作った和洋中の創作料理や郷土料理など、合わせて90点ほどが並べられました。
中には、県産のブランド肉「富士山麓牛」を使ったローストビーフや、「キングサーモン」と「ニジマス」を交配して県内で開発された「富士の介」を焼き上げて作ったポワレなどもありました。
会場には試食コーナーも設けられ、訪れた人たちがさまざまな料理を食べ比べるなどして楽しんでいました。
訪れた女性は「さまざまな県産食材を試食できる機会が少ないのでうれしいです。豚肉が軟らかくておいしかったです」と話していました。
山梨県調理師会の小林一吉会長は「4年ぶりの開催ですが、非常に多くのお客さまに来ていただきありがたいです。コロナで調理場で働く人が減って大変ですが、この催しは料理人の研さんの意味合いもあるので今後も続けていきたいです」と話していました。