笛吹市の県立博物館でハンコの手彫り体験会

ハンコの良さを知ってもらおうと笛吹市の県立博物館では大型連休中、ハンコを手彫りでつくる体験会が開かれました。

体験会はハンコの町として知られる市川三郷町の六郷印章業連合組合と県印章店協同組合が共同で開きました。
大型連休最終盤となった6日、県立博物館には親子連れなどが次々と体験会場を訪れました。
参加者は「ろう石」と呼ばれる石の面にひらがなや漢字一文字などを彫る作業を体験し、ベテランの職人から手助けを受けながら真剣な表情で刃先を動かしていました。
ハンコは30分ほどで完成し、参加者たちは朱肉をつけて早速、出来栄えを確かめていました。
小学3年生の男の子は「楽しかったです。字を隅々まで彫るのが難しかったです」と話していました。
六郷印章業連合組合の望月一弘組合長は「手彫りの体験が初めての方も多かったですし、年賀状などに使ってみたいと言ってくれる子どももいました。ハンコの良さが伝わったらいいと思います」と話していました。