水素エネルギーや燃料電池普及へ 甲府市が山梨大学などと協定
脱炭素社会の実現に向けて水素エネルギーや燃料電池を普及させるため、甲府市は7日、山梨大学などと協定を結びました。
甲府市などは、今後、水素の燃料電池を使った電動アシスト自転車の実用化に向けて取り組むことにしています。
協定を結んだのは、甲府市と山梨大学、それに水素エネルギーや燃料電池の活用に取り組むおよそ20社の企業などでつくる社団法人です。
甲府市役所で7日行われた協定式には、樋口雄一市長らが出席し、協定書に署名しました。
協定には、脱炭素社会を実現するため、連携して水素エネルギーや燃料電池の研究・啓発に取り組むことなどが盛り込まれています。
樋口市長は「この協定で、地域資源を活用した脱炭素の取り組みを進めるための連携体制が構築でき、大変心強く感じている」と話していました。
甲府市などは今後、山梨大学などが開発を進めている、燃料電池を使った電動アシスト自転車の実用化に向けて取り組むことにしていて、年内には市の職員が業務での利用を始め、安全性や耐久性などを検証する予定です。