高校生が郡内織で高速バス車内を装飾 富士吉田の織物PR

山梨県富士吉田市の地場産業、織物のPRにつなげようと、地元の高校生たちが織物を使って車内を装飾した高速バスが22日、お披露目されました。

「ハタオリ号」と名付けられた高速バスは、富士吉田市の富士北稜高校に通う生徒の有志5人が、地元で織られた「郡内織」を使って車内を装飾したもので、22日、お披露目が行われました。
車内にある80の座席のヘッドカバーには、富士吉田市の郷土料理「吉田のうどん」と、例年夏に行われる伝統行事「吉田の火祭り」をイメージした2種類の織物が使われていて、生徒たちは去年の12月上旬からおよそ3か月かけてヘッドカバーづくりに取り組んだということです。
このほか、座席前にあるポケットには、今回の取り組みの経緯や織物の特徴などを紹介するチラシも置かれています。
富士北稜高校3年の渡辺七海さんは「高速バスに乗る多くの人に、富士吉田市の有名なものや織物について知ってもらいたいです」と話していました。
今回装飾されたバスは1台で、23日から4月末まで東京と富士山周辺の地域を結ぶ高速バスとして運行します。