ワイン造りの歴史持つ甲州市と牛久市 地元の小学生たちが交流
2月13日は文化庁などが定めた「日本遺産の日」です。
国内のワイン造りの歴史を伝える地域として「日本遺産」に共同で認定されている、甲州市と茨城県牛久市の小学生たちがオンラインで交流しました。
13日は、甲州市勝沼の祝小学校の5年生と牛久市の神谷小学校の4年生のクラスがオンライン会議システムで結ばれ、子どもたちが画面越しに顔をあわせました。
甲州市と牛久市は、ともに明治時代から続くワイン造りの歴史をもつ地域として、令和2年度に文化庁から日本遺産に認定されています。
それぞれの学校では地元の歴史を学ぶ授業が行われていて、13日は祝小学校から牛久市に向けて学習の成果を発表しました。
子どもたちは、学校の周辺に数多くのワイナリーがあり、今でもワイン造りが盛んなことや、かつてワイン造りが行われていた施設に行き、地下に造られたワインの貯蔵庫や、ぶどうを搾るために使った木製の機械を見学したことなどを紹介しました。
そして、牛久市の小学生から「地元のどんなところがぶどうの栽培に適しているのですか?」と質問を受けると、「昼と夜の気温の差が大きいことです」などと答えていました。
オンライン交流を終えた男の子は「緊張しましたが、うまく発表できてよかったです。大人になっても観光に来る人たちに地元の魅力を伝えていきたいです」と話していました。
ふたつの学校のオンライン交流は2週間後の今月27日にも行われ、次回は牛久市の子どもたちが学んできた内容を発表するということです。