“交通事故にあわないで” 腹話術で園児に安全教室 富士吉田

交通事故にあわないようにするために気をつけることを、腹話術人形を使って子どもたちに教える教室が、富士吉田市の幼稚園で開かれました。

教室は、山梨県警察本部が幼稚園や保育園などに出向いて行っているもので、19日は富士吉田市の新倉幼稚園の園児およそ120人を対象に行われました。
はじめに担当者が紙芝居を使って、車道に飛び出さない、道の右側を歩く、それに横断歩道を渡るといった、歩くときに気をつけることを園児たちに説明しました。
このあと腹話術人形「けんちゃん」が登場し、園児たちは習ったばかりの交通ルールをさっそく復習しました。
園児たちは、けんちゃんと警察官の絶妙な掛け合いに、笑ったり声を出したりして盛り上がり、楽しみながら理解を深めていました。
山梨県警察本部によりますと、去年、県内では小学生未満の子ども3人が歩行中に交通事故に巻き込まれてけがをしたということで、園児たちは、横断歩道の手前で止まって手をあげて、左右を確認してから渡る練習もしました。
参加した6歳の女の子は「けんちゃんがおもしろかったです。車にひかれないよう気をつけて歩きたいです」と話していました。
山梨県警察本部交通企画課の青柳賢安全教育係長は「交通ルールに親しみ、事故の防止につなげてもらいたい」と話していました。