北杜市 太陽光発電施設整備で事業者に申請前に不許可を通知

北杜市で整備が計画されている太陽光発電施設をめぐって、市は事業者側が住民説明会で参加者に暴行し、先月、略式起訴されたことなどを受けて、計画に関わる3つの事業者に対して、許可を申請しても認めないことを事前に通知したと明らかにしました。
市によりますと、申請の前に不許可通知を出したのは初めてだということです。

北杜市が不許可の通知を出したのは、市内で太陽光発電施設の整備を計画している東京都のコンサルティング会社など3つの事業者です。
市によりますと、事業者側は市の条例に基づいてことし7月に整備計画についての住民説明会を行いましたが、この中でコンサルティング会社の技術顧問が参加者の腕をつかみけがを負わせたとして、先月、暴行の罪で略式起訴されたということです。
これを受けて、市は「社会的信用を失墜する行為だ」として、今月28日付けで計画に関わる3つの事業者に許可を申請をしても認めないとする通知書を送ったということです。
市によりますと、申請の前に不許可通知を出したのは初めてだということです。
北杜市のまちづくり推進課は「地域の方からの不安の声もある中で総合的に判断した」と話していました。