「あしなが学生募金」街頭活動再開へ学生メンバーが準備 甲府

病気や災害で親を亡くすなどした子どもたちを支援する「あしなが学生募金」の街頭活動が、26日、3年ぶりに再開するのを前に、学生のメンバーたちが甲府市で準備を行いました。

「あしなが学生募金」の街頭での募金活動は、新型コロナウイルスの影響で休止されていましたが、ことし5月から全国で順番に活動を行う「全国募金リレー」が始まり、山梨県内では26日、3年ぶりに活動を行います。
これを前に24日夜、甲府市内で学生のメンバーなど10人ほどが集まり、当日の活動の手順を確認したり、募金箱を組み立てたりしていました。
「あしなが育英会」によりますと、コロナ禍や物価の高騰などの影響で、奨学金を受けている県内の学生はことし3月時点で過去最多の73人にのぼっている一方、街頭活動を休止していた影響で寄せられる募金は大幅に減っているということです。
学生メンバーのひとりで山梨学院大学4年の柳雅人さんは、「授業料や生活費がかかる中、奨学金が大きな助けになりました。将来、奨学金を受け取る学生たちのために、自分たちの足や声を使って、少しでも多くの募金を集められたらと思います」と話していました。
募金活動は26日、午前10時から午後6時まで、JR甲府駅南口の武田信玄公像の前で行われるほかウェブサイトなどでは、常時、募金を受け付けているということです。