富士五湖消防本部 新拠点の庁舎が完成

富士北麓地域を管轄する富士五湖消防本部の新しい拠点となる庁舎が富士吉田市に完成し、19日竣工式が行われました。

富士五湖消防本部は富士吉田市下吉田の庁舎が建設から50年近く経過して老朽化したことから、富士吉田市松山に新しい拠点となる庁舎の建設を去年3月から進めていました。
そして完成した新しい庁舎での本格業務が始まった19日、竣工式が行われ、関係者がテープカットを行いました。
消防本部によりますと耐震構造の新しい庁舎棟は鉄筋コンクリート造り4階建てで、屋上には県内の消防庁舎では初めてドクターヘリの離着陸ができるヘリポートが設置されました。
また、訓練用の建物には山岳救助に備え、富士山7合目などの傾斜をイメージした救助訓練用の壁を新たに設けるなど、隊員たちの技術向上に向けた設備も強化されたということです。
富士吉田市長で富士五湖広域行政事務組合の堀内茂代表理事は「あらゆる災害や救急に対して対応できる新しい庁舎が完成し、富士北麓地域の住民もほっとしたと思います。完成をうれしく思っています」と話していました。
富士五湖消防本部の小野田重康消防長は「新しい庁舎のもと、今までできなかったことにも対応できるよう、一生懸命消防活動に励んでいきたい」と話していました。