JR甲府駅前に“ボロ電”の記念碑が完成

昭和初期から30年代にかけて営業し、「ボロ電」の愛称で親しまれた鉄道の記憶を後世へ伝えようと、JR甲府駅前に整備された記念碑が完成し、関係者に披露されました。

この鉄道は昭和5年に開業し、現在のJR甲府駅前を起点として、甲斐市や南アルプス市を経由し富士川町に至るおよそ20キロを結んで、昭和37年まで営業していました。
戦後は「ボロ電」として親しまれた鉄道の営業終了からことしで60年の節目を迎えたことなどから、起点となった甲府駅前の山梨交通ビルに記念碑が整備され、28日、記念の式典が開かれました。
式典では、「旧山梨交通電車線」と彫られた記念碑の除幕にあわせて、鉄道の歴史を紹介する石碑もお披露目されました。
また、この石碑の隣に設置されている自動販売機では、「御朱印」にちなんだオリジナルの「鉄印」の販売が始まり、関係者が早速購入していました。
山梨交通の雨宮正英社長は、「新型コロナの影響で公共交通は苦境にあります。利用者の減少や燃料費の高騰で思うような運営ができませんが、きょうを節目として少しでも利用につなげたい」と話していました。