歩行補助ロボット実証実験 高齢者が着用し効果確かめる 北杜

歩行補助ロボットの実用化に向け、高齢者がロボットを着用し効果などを確かめる実証実験が、北杜市の介護老人保健施設で行われました。

この実験は、筋力が衰えた高齢者や病気などで歩くのが困難な人のために開発された補助ロボットの実用化に向け、信州大学の教授が立ち上げた長野県のベンチャー企業が、山梨県の補助事業を活用して北杜市の介護老人保健施設で行いました。
重さ2.3キロのロボットには、動作を感知するセンサーが内蔵されていて、着用した人が歩いたり階段を上り下りしたりする動作にあわせて、モーターが自動で足の動きを補助します。
実験には高齢者3人が参加し、施設の廊下や階段を最初に何もつけずに歩き、次にロボットを腰と太ももにつけて歩いたほか、椅子に座ったり立ったりする動作を交えながらロボットの機能を確かめていました。
開発した企業の社員たちは、参加者が歩くのにかかった時間などのデータを集めたうえで、動作ごとにロボットを使った感想を聞き取っていました。
参加した81歳の男性は「足腰立たなくなると人に迷惑がかかるので、ロボットの研究が進むといいと思います」と話していました。
信州大学の特任教授で、ロボットを開発した企業の橋本稔社長は「高齢者の筋力が衰えて移動が大変になった際に、ロボットで支援して普通の日常生活が送れるよう、軽量化などの開発を進めたい」と話していました。