山梨県が保育士の人材バンク設置 運営センターの開所式
県は保育に携わる人材の確保につなげようと、再就職を希望する保育士の人材バンクを設け、29日、運営するセンターの開所式が行われました。
県は、保育に携わる人材の確保につなげようと、新たに甲府市に「やまなし保育士・保育所支援センター」を設置し、29日、長崎知事などが出席して開所式が行われました。
この中で長崎知事は「いつでも好きな保育所に子どもを預けられる待機児童ゼロのセカンドステージの実現に向け、力を合わせて取り組んでもらいたい」とあいさつしました。
県によりますと、センターでは、人材バンクに登録した再就職を希望する保育士と保育所や認定こども園を仲介して就職につなげるほか、保育士に継続的に働いてもらうため、労働環境の改善などを助言する職員も配置しているということです。
県によりますと、これまでは、育休からの復帰などの理由で年度途中に保育所に子どもを預けたくても、新たに保育士を確保することが難しいことから預けることができないケースがあったということですが、人材バンクによってこうした課題の解決につながるとしています。
県からの委託を受けてセンターを所管する県社会福祉協議会の福祉人材研修課の矢崎良典課長は「多くの人にセンタ−を利用してもらえるように現場に出向いていきたい」と話していました。