3回目接種用ワクチン 16市町村で約4万9000回分廃棄

県内の市町村が3回目の接種のために確保した新型コロナウイルスのワクチンについて、使用期限が切れたことを理由に16の市町村であわせておよそ4万9000回分が廃棄されていたことがわかりました。
県は「使用期限が迫っているワクチンは大規模接種会場での利用など使い方を検討するので相談して欲しい」としています。

県内の27市町村に3回目の接種のために確保した新型コロナウイルスのワクチンの廃棄について取材したところ、16の市町村がモデルナ製のワクチンを廃棄したと回答しました。
具体的には、甲府市が2万7150回分で最も多く、次いで笛吹市が6600回分、都留市が5640回分、甲斐市が2595回分、山梨市が2400回分などとなっていて、あわせておよそ4万9000回分にのぼることがわかりました。
廃棄した理由について甲府市は「モデルナ製のワクチンの接種枠は5割ほどしか予約が入らなかった」と回答したほか、甲州市は「国からワクチンが送られて来るが3回目の接種をする人が伸び悩んでいるため廃棄せざるを得なかった」と回答しています。
また大月市はモデルナ製のワクチン810回分のほかかかりつけ医などに配られたファイザー製ワクチンも60回分廃棄したということです。
一方、廃棄していないと回答したのは、韮崎市、富士吉田市、市川三郷町、富士河口湖町など11の市町村でした。
廃棄を防ぐために行っている取り組みについて韮崎市は「在庫があるため4回目の接種に向けて追加供給を止めている」と回答したほか、市川三郷町は「高齢者施設で優先的に接種を行ったりほかの市町村と融通し合ったりしている」と回答しています。
県の新型コロナウイルス対策課のワクチン班は「使用期限が迫っているワクチンがあれば大規模接種会場での利用など使い方を検討するのでぜひ相談して欲しい」としています。