盛山文科相 高知大でネットで農業効率化プロジェクトなど視察

盛山文部科学大臣が18日高知大学を訪れ、インターネットと農業を結んで作業の効率化を進めるプロジェクトの現場などを視察しました。

盛山文部科学大臣は研究現場の視察のため、18日午前、南国市の高知大学物部キャンパスを訪れました。

盛山大臣はまず、高知大学の受田浩之学長から、大学が農家と連携して取り組む、インターネットやAIを活用して農作物を管理する「IoP=インターネット・オブ・プランツ」のプロジェクトについて説明を受けました。

その後、大学の敷地内でIoPを活用して栽培されているパプリカを視察し、大学職員から、カメラやセンサーを使って生育状況のほかハウスの温度や湿度も管理していると説明を受けました。

さらに盛山大臣は、大学内にある「海洋コア国際研究所」も訪れ、保管されている、海底から採取された「コア」と呼ばれる試料についての説明も受けました。

盛山大臣の視察のあと高知大学の受田学長は、「『百聞は一見にしかず』ということで、高知大学の活動を肌で感じ、価値を認識いただけたと思う。今後も国に対して具体的な要望を重ね、地域の大学が目指す姿を整えたい」と話していました。