とうもろこし「大和ルージュ」「雪の妖精」の収穫盛ん

高知県南国市で甘みの強い赤と白のとうもろこしの収穫が盛んに行われています。

南国市では甘みの強いとうもろこしの一種で、いずれも糖度が15度以上ある紫がかった濃い赤色の粒の「大和ルージュ」と白い粒の「雪の妖精」が収穫の最盛期を迎えています。

生産者の伊尾木健さんのおよそ3ヘクタールの畑では、糖度が最も高くなるとされる午前4時ごろから収穫を行っていて、実の膨らみを確認しながら手際よく収穫していました。

伊尾木さんによりますと、「大和ルージュ」はご飯と一緒に実と芯を炊くときれいなすみれ色のとうもろこしごはんになり、「雪の妖精」は糖度が高いので生で食べるのがおすすめだということです。

取れたてのとうもろこしは畑の近くの直売所に並べられ、早速、買い物客が買い求めていました。

とうもろこしを買った高知市の50代の女性は「ここのとうもろこしはおいしいので毎年買っています。赤は食べたことがないので楽しみです」と話していました。

生産者の伊尾木さんは「ことしは獣の被害などなかなか大変でしたが、味の出来はよかったです。赤と白のとうもろこしはあまり出回っていないので、見かけたら一度口に運んでいただきたい」と話していました。