感謝の気持ちをテーマ 土佐和紙など使い絵手紙の展示会

高知県の伝統工芸品の土佐和紙などを使った、感謝の気持ちをテーマにした絵手紙の展示会がいの町で開かれています。

この展示会は、土佐和紙を紹介している「いの町紙の博物館」が、交流のある広島県の「熊野筆」を紹介している博物館と連携して開いています。

会場には、広島県の博物館が感謝の気持ちをテーマに公募した絵手紙のうち入賞した116点が展示されていて、中には土佐和紙に描いたものも6点あります。

このうち、広島県の沖田澄和さんの作品は、ごはんを作ってくれる母に感謝を伝えるもので、かすれたり、にじんだりする筆遣いが特徴的です。

また、広島県の本山心愛さんの作品は、空手の先生への感謝の気持ちを表していて、県大会で1位に輝いた自分を支えてくれた先生の明るい笑顔などを描いています。

香川県から訪れた50代の女性は、「大人では考えつかないような子どもたちの感性で描かれた絵やことばがすてきでした」と話していました。

いの町紙の博物館の北岡広文さんは、「さまざまな年代から個性的な作品が集まっています。心が温かくなる作品が多いのでぜひ見に来てほしい」と話していました。

この展示会は、今月21日まで開かれています。