不適切表示のサニーマートに再発防止策を指示 中四国農政局

高知市に本社があるスーパーの「サニーマート」が販売していたベーコンについて輸入肉を使っていたことを表示していなかったほか、表示とは異なる原材料を使っていたことがわかりました。中四国農政局は食品表示法に基づいて表示の是正や再発防止策を実施するよう指示しました。

中四国農政局によりますと、高知市に本社を置くスーパーの「サニーマート」は、去年12月までの4年間にわたって高知県や愛媛県の14店舗で販売していたベーコンについて、輸入した豚バラ肉を使用していたことを表示していなかったほか、表示とは異なる原材料を使っていたということです。

その数は、およそ5万6000パックにのぼるということです。

中四国農政局は会社や店舗に立ち入り検査を行うなどして調査を進め、28日、食品表示法に基づいて、表示の是正や再発防止策を実施するよう指示しました。

該当する商品について会社はすでに原材料の表示を修正したうえで、販売しているということです。

会社は中四国農政局に対し、「本社で商品のラベルを作成する際に原産地の入力を失念したり、異なる商品コードを入力したりしていて、店舗にも確認を指示していなかった」と話しているということです。

サニーマートは「弊社の理解や社内での教育が不足していたことを真摯に受け止め、再発防止に向けて改めて取り組んで参ります」とコメントをしています。