高知市 市営住宅で女性死亡 息子は県西部に移動か

24日、高知市の市営住宅で70代の住人とみられる女性が血を流して死亡しているのが見つかった事件で、警察は女性の息子が何らかの事情を知っているとみて行方を捜しています。その後の捜査関係者への取材で、事件のあと連絡がつかなくなっている息子が、JR高知駅から県西部に移動したとみられることが新たにわかりました。

24日午後1時ごろ、高知市十津5丁目の市営住宅で、1階の部屋を訪れた介護関係者から警察に通報があり、70代の住人とみられる女性が血を流して死亡しているのが見つかりました。

捜査関係者によりますと、部屋には血のついた刃物が残されていて、女性の首の後ろには複数回、刃物で刺された跡があったことなどから、警察はこの女性が事件に巻き込まれたとみて捜査を始めています。

また、女性は夫と40代の息子と3人暮らしで、事件のあと、息子と連絡がつかなくなっていて、警察は何らかの事情を知っているとみて行方を捜しています。

その後の捜査関係者への取材で、JR高知駅近くに息子がふだん乗っていたバイクが置かれていて、この息子が県西部に移動したとみられることが新たにわかりました。

警察は周辺の防犯カメラの映像を解析するなどして、息子の行方を捜しています。