6月定例県議会が開会 約8650万円の補正予算案など提出

高知県の6月定例県議会が21日開会し、一般会計の総額でおよそ8650万円の補正予算案などが提出されました。

6月定例県議会は21日開会し、県は、一般会計の総額でおよそ8650万円の補正予算案など13の議案を提出しました。

このうち補正予算案では、高知市と共同で運営する動物愛護センターの整備に向け、基本設計などを行うための費用として4090万円余りを計上しています。

また、クラウドファンディングを活用してふるさと納税を募り、県内の学校の部活動の備品の購入費などを支援する「ふるさと母校応援制度」を運用するための費用として4550万円余りも盛り込まれています。

本会議で浜田知事は県政運営の基本姿勢について、「加速する人口減少への対応や、切迫度が高まる南海トラフ地震対策といった困難な課題にも正面から立ち向かい、解決への道筋をつける。一連の取り組みを力強く進め、県民の目に見える成果を着実に生み出す」と述べました。

6月定例県議会は来月5日まで開かれ、一般質問は今月26日から始まります。

今回の県議会では人口減少対策や能登半島地震を踏まえた南海トラフ巨大地震への備え、それに、来年春からの連続テレビ小説「あんぱん」を見据えた観光振興策などについて、議論が交わされる見通しです。