高知県の6月補正予算案 一般会計の総額で8600万円余

県は、高知市に新たに設ける動物愛護センターの設計費用などを盛り込んだ、一般会計の総額で8600万円余りの6月補正予算案を14日に発表しました。新型コロナや物価高騰への対策で予算が大型化していた去年の6月補正予算と比べて、およそ54億円減っています。

浜田知事は記者会見で、一般会計の総額でおよそ8650万円の県の6月補正予算案を発表しました。

この中では高知市と共同で運営する動物愛護センターの整備に向け、基本設計などを行うための費用として4090万円余りを計上しています。また、クラウドファンディングを活用してふるさと納税を募り、県内の学校の部活動の備品の購入費などを支援する「ふるさと母校応援制度」を運用するための費用として4550万円余りも盛り込まれています。

県の補正予算の規模は、令和2年度以降、新型コロナ対策や物価高騰対策として国の補助金もあったことから大型化が続いていましたが、ことしはそうした費用が計上されていないため、去年の6月補正予算と比べて、およそ54億円減っています。

この補正予算案は今月21日から開かれる定例県議会に提出されます。

浜田知事は今回の補正予算案について「できるだけ早く予算措置をしておかないと施設の整備や事業の展開が数か月、後ろ倒しになってしまうので、少しでも早く手当てをさせてもらいたいと考えた」と話しています。