宿毛 地震被害の住宅で屋根瓦の修復作業

宿毛 地震被害の住宅で屋根瓦の修復作業

宿毛市で震度6弱の揺れを観測した先月の地震から17日で1か月となります。市内では15日、屋根瓦に被害を受けた家で修復作業が行われました。

先月17日の地震では、宿毛市で震度6弱の揺れを観測し、市内では家の屋根瓦が割れたり崩れたりするなどの被害が相次ぎました。

このうち、宿毛市中心部に近い松田町にある家では、15日、地元の職人3人が訪れ屋根瓦の修復作業にあたりました。

この家では屋根瓦の下の土が地震の影響で割れたため、瓦が一部ずれたということで、職人たちは瓦がずれないようにビスで固定するなどしていました。

作業にあたった小島瓦左官工業の浦田康裕さんは「強い地震を想定していなかった従来の工法では今回の地震で被害を受けたケースがあり、実際に10件ほど修復作業に携わった。今後の災害に備えるためにも東日本大震災などで被害が抑えられた工法を取り入れている」と話していました。

一方、宿毛市によりますと、14日までに「被災証明書」は321件、被災した住宅が公的支援を受けるのに必要な「り災証明書」は22件、それぞれ申請があったということで、市では引き続き被災状況の確認を進めています。