県内の一部の川でアユ漁が一足早く解禁

高知県内の一部の川では一足早く15日からアユ漁が解禁され、解禁を待ちわびた人たちが朝早くからアユ釣りを楽しみました。

15日、県内でアユ漁が解禁されたのは▽物部川の下流、▽新荘川、
それに▽四万十川の上流の3つの川です。

このうち、香南市の物部川には15日朝、解禁を待ちわびた釣り人が集まりました。

釣り人たちは、アユが、縄張りにやってきた別のアユを攻撃する習性を利用し、おとりのアユを泳がせて針に引っかける「友釣り」で狙い、中には15センチを超える大きさのアユを釣った人もいました。

漁協関係者によりますと、ことしは例年に比べアユの量が少ないことや、雨の影響で水位が上昇していることから、解禁日に釣りに訪れた人は例年より少ないということです。

アユを釣った人は「毎年、解禁日は物部川に来ます。遡上したきれいな天然のアユなのでおいしいです」と話していました。

物部川漁協の松浦秀俊組合長は「解禁日をなんとか迎えられてほっとしている。釣りを楽しんでもらえたら」と話していました。

このほかの県内の多くの川では来月1日にアユ漁が解禁されます。