家庭から出る粗大ごみの再利用を いの町が企業と協定

ごみとして出される家具や家電などを減らそうと、高知県いの町は、中古品の販売や譲渡の相手とつなげるサイトを運営する会社や、買い取り査定などの依頼ができるサイトを運営する会社とそれぞれ協定を結び、住民に利用を呼びかけています。

いの町は、家庭などから出る一般廃棄物について、今年度は5年前よりおよそ5%少ない6000トン余りとすることを廃棄物処理の基本計画に掲げています。

ごみの減量をいっそう進めようと、いの町は、家庭から出る粗大ごみなどの再利用に取り組む東京の2つの企業と先月、それぞれ協定を結びました。

協定を結んだのは、中古品を販売したり譲渡したりできる相手とつなげるサービスを運営する「ジモティー」と、一度に複数の買い取り店に無料で中古品の査定を依頼できるサービスを運営する「マーケットエンタープライズ」です。

協定を結んだ会社のサービスは、いずれもインターネットのサイトで利用できます。

いの町は、これらのサービスの内容を町のホームページに掲載するなどして住民に利用を呼びかけています。

いの町は「町で収集するごみの中にはまだまだ使えるものが多くあるので、協定を結んだ企業のサービスを活用してごみの削減に協力してほしい」と話しています。