黒潮町と大阪経済大学 防災教育などで連携のため協定

防災教育などで連携を図るため、高知県黒潮町と大阪の大学が協定を結びました。

協定を結んだのは、黒潮町と大阪市の大阪経済大学で、町内の入野海岸で協定の締結式が行われました。

海岸で開かれている「Tシャツアート展」にあわせて協定書はTシャツとなっていて、それぞれの代表が署名を行いました。

協定では、南海トラフ巨大地震に備えて進められているさまざまな対策をもとに防災教育の面で連携することや、過疎化が進む地域の振興に取り組むことなどが盛り込まれています。

今後は大学の学生が町内で地域防災のワークショップを行うことなどが計画されています。

黒潮町の松本敏郎町長は、「この町には大学がないが、協定をきっかけに絆が深まり、町全体が大学のキャンパスだと言えることが理想だ」と期待を寄せました。

一方、大阪経済大学の山本俊一郎学長は「大阪も南海トラフ巨大地震はひと事ではないので、黒潮町でこれまでの価値観にとらわれることなく防災などを学んでほしい」と話していました。