県立のいち動物公園で野鳥の写真展 来月19日まで 香南

野鳥の生態に関心をもってもらおうと、香南市の動物公園で野鳥の写真展が開かれています。

この写真展は、香南市にある県立のいち動物公園が、来月の愛鳥週間にあわせて毎年開いていて、日本野鳥の会高知支部が高知県内を中心に撮影した野鳥の写真25点が展示されています。

このうち、桜の咲いている枝に止まったメジロを捉えた写真は、鮮やかなピンク色の花びらとメジロの体の緑色の対比が印象的です。

桜の木にやってくるメジロは「サクラジロー」とも呼ばれるということです。

また、「森の王者」ともいわれるクマタカの写真は、生後9か月の幼鳥ながら鋭いまなざしで、「王者」の風格を備えつつあるようにも見えます。

県立のいち動物公園総務企画課の久川信子さんは、「一部は絶滅にひんしている鳥もいる。鳥たちが健康で繁殖できる環境を守ることが私たちの環境を守ることでもあるので、そういったことを感じ取ってほしい」と話していました。

この写真展は、来月10日から16日までの愛鳥週間の期間を含む来月19日まで開かれています。

また、来月12日には野鳥の観察会も行われる予定です。