震度6弱の地震から1週間 宿毛市中心に被害 けが3人 高知

震度6弱の地震から1週間 宿毛市中心に被害 けが3人 高知

高知県宿毛市で震度6弱の揺れを観測した地震から24日で1週間です。
高知県内では宿毛市を中心に被害が出ています。

【人的被害】高知県によりますと、23日午後6時半の時点で、宿毛市で3人がけがをしています。

このうち70代の女性が地震が起きた時に転倒し、顔の骨を折るなどの大けがをしたほか、別の70代の女性は家の外に避難しようとしたところ足をひねって骨を折る大けがをしたということです。

また、40代の男性が過呼吸を訴えて市内の病院に搬送されたということです。

【建物被害】
宿毛市では住宅への被害の情報が複数寄せられていて、屋根から瓦が落ちたり、窓ガラスが割れたりしたほか、門柱にひびが入るなどしているということです。

宿毛市によりますと、23日午後6時半までに住宅の被害の程度を証明し、さまざまな支援を受けるために必要な「り災証明書」に18件、保険金などの請求に必要な「被災証明書」に225件の申請が寄せられているということです。

また、土佐清水市では、住宅の屋根の一部が20センチほど剥がれ落ちたということです。

【基準引き下げ】
宿毛市では、地盤が緩んでいる可能性が高く、土砂災害の危険性が通常より高まっているとして、大雨警報や土砂災害警戒情報などの基準が引き下げられていて、気象台は土砂災害に注意するよう呼びかけています。