たけのこの収穫最盛期 “ことしは「表年」”

春の味覚、たけのこの収穫が高知市の山あいで最盛期を迎えています。

高知市の山あいにある七ツ淵地区では、近くの土佐山地区と合わせて7軒の農家がたけのこを生産していて、いま収穫の最盛期を迎えています。

このうち、山本巌さんの竹林でも4月上旬から収穫が始まりました。

山本さんは22日朝も6時半ごろから作業を始め、21日夜までに降った雨で足元がぬかるむ中、斜面を登り、専用のくわを使いながらたけのこを次々と掘り起こしていました。

山本さんによりますと、ことしはたけのこがたくさん生える「表年」で、1日におよそ500キロ収穫できるということです。

収穫したたけのこは、地元の加工組合の工場で、蒸したあと皮をむいたり水につけたりするなど加工してから出荷されます。

山本さんは、「今が収穫の最盛期のため値段も下がってきて購入しやすいと思うので、食べてほしい」と話していました。

たけのこの収穫は、4月末まで続き、高知県内のスーパーマーケットなどのほか大阪府や岡山県などにも出荷されるということです。