高知競馬の昨年度売り上げ 過去最高の958億円余り

中四国唯一の地方競馬、高知競馬は、インターネットによる馬券の販売が好調だったことなどから、昨年度の売り上げは958億円余りと過去最高になりました。

高知県競馬組合によりますと、高知競馬の昨年度の売り上げは、前の年度よりおよそ12億円増えて、958億1800万円余りでした。

これは去年12月に公表した売り上げの見込みを下回ったものの、これまでで最高だった令和3年度をおよそ9億円上回り、過去最高となりました。

これについて県競馬組合は、売り上げはことしに入ってやや伸び悩んだものの、夜間のナイター競馬が定着し、インターネットによる馬券販売が引き続き好調だったことなどをあげています。

売り上げが好調だったことを受けて県競馬組合は競馬設置者の県と高知市に対し、今年度あわせて14億円余りの利益を分配することにしています。

今年度は、コースの改修のためおよそ1か月間レースが開催できなくなるものの、日程を調整するなどして、949億8000万円の売り上げを見込んでいます。

県競馬組合は「ファンの皆さまの応援もあり、売り上げも過去最高記録を達成することができた。今年度も熱いレースを届けられるよう努めていきたい」とコメントしています。