高知のアニメ産業拡大へ アニメ制作などを体験できるイベント

高知県のアニメ産業を拡大し地域経済の活性化を図ろうと、アニメの制作などを体験できるイベントが高知市で開かれています。

「高知アニクリ祭2024」と名付けられたイベントは、高知信用金庫がアニメ産業を広げて雇用の創出や地域経済の活性化につなげようと企画しました。

会場には、アニメの制作を体験できるブースが設けられ、訪れた人たちはタブレットなどを使いながらキャラクターの服装や色を決めていました。

また、アニメのフィギュアを作れる3Dスキャナーが設置され、複数のカメラを使って全身のデータを一瞬でスキャンできる機械を体験していました。

高知市の28歳の女性は「ふだんは東京に行かないとこうしたイベントはなかなか体験できないので、高知で開催されてうれしい」と話していました。

高知信用金庫の山崎久留美理事長は「高知県は若者の流出が課題で、アニメ業界もクリエーター不足なので、アニメと高知の課題それぞれが解決できればいい」と話していました。

このイベントは高知市の高知ぢばさんセンターで21日まで開かれています。