「全国学力テスト」県内実施も 宿毛市内の小中学校は延期

小学6年生と中学3年生が対象の「全国学力テスト」が18日高知県内でも行われました。一方、地震の影響で臨時休校となった宿毛市内の小中学校は19日以降に延期されました。

「全国学力テスト」は子どもたちの学力を把握して授業の改善につなげようと、小学6年生と中学3年生を対象に毎年行われ、県内では275校、合わせて8735人の児童と生徒が対象です。

このうち、高知市の愛宕中学校では問題用紙が配られたあと、3年生144人が最初の国語のテストに取り組んでいました。

ことしは、小学生で国語と算数、中学生で国語、数学が行われ、今回から生活習慣や学習環境などの調査はタブレット端末などを通じてオンラインで回答します。

県内では、中学生のすべての教科で全国平均を下回る状況が続いていて、去年の総合順位は37位と学力の底上げが課題となっています。

結果は7月末ごろに公表される予定です。

一方、県教育委員会によりますと、17日夜の地震の影響で宿毛市内の小中学校12校が臨時休校となったため、19日以降に延期されるということです。

愛宕中学校の溝渕隆彦校長は「2年間の総まとめのとても重要なテストなので、応用問題にもチャレンジする気持ちで取り組んでもらい、今後の指導に生かしていきたい」と話していました。