春の山菜「イタドリ」の収穫が盛ん

高知県で春の山菜として古くから親しまれている「イタドリ」の収穫が、高知市で盛んに行われています。

野山や河原の土手などに群生するイタドリは、赤紫色の細長い見た目が特徴で、県内では、春の山菜として、煮物や炒め物などにして食べられています。

高知市鏡地区にある広さ20アールの畑でも、3月下旬からイタドリの収穫が始まり、17日も川崎文雄さんなど3人の農家が収穫作業にあたっていました。

川崎さんたちは、茎の長さが60センチほどに成長したイタドリを一つ一つ丁寧に収穫していました。

JA高知市鏡イタドリ部会によりますと、3月は気温が低い日が続いたものの、例年どおりの出来だということです。

川崎さんは「シャキシャキとした歯触りがおいしいので、炒め物などにして楽しんでほしいです」と話していました。

イタドリの収穫は4月下旬まで行われ、塩抜きなどの加工をしたうえで、地元のスーパーなどで販売されるということです。